おっさんの居ない生活は無気力。

好きなものを残酷なまでに好きでいたいと思うが故にやかましい記事ばかりだなと思う今日この頃。(Twitter→shiogi2113&ewan3112)

【ドクター・スリープ】"シャイニング"の続編が面白すぎた話。

はいどうもー!ユアン・マクレガー主演作がここ数年グッと増えてきたことに対して

『ファンが増えるからやめろ』

と心の底から思っているしおぎです✩

 

貞子ソロ参戦ができたことでホラーは何でも観れる気になっている上に、ユアンかっこいいという気持ちが先走って、

少〜しも怖くないわ〜(((震え声)))となる事を期待。

海外のホラーは"最初と最後"が怖いというある程度パターンがあるので、まだ観やすいです。

 

一方、日本のホラーは終始怖いので苦手な人は『ホラー』と謳っているだけで億劫になり洋画のホラーも観てくれないので、勿体ないなぁ...と思っています(´・ω・`)

わかるけどな!!!!

 

そもそも、洋画のホラーは大体考察をしないといけないので、若干ミステリーorサスペンスでもあると思っていて、何も考えずにただ震え上がればいい日本のホラーとは、同じホラーという括りであっても別物と思っています。

(日本のホラーをディスってるわけではないです)

 

(『犬鳴村』の映画は福岡出身としても気になる)

 

 

追記:結末まで書いてるので、レンタルで観るのを楽しみにしている方は御遠慮ください。

(ネタバレ注意を追記してどうする)

 

ドクター・スリープ

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予告がこんな感じなのでホラー映画にみえるのですが、ジャンルはファンタジー/スリラー。

 

ファンタジー...?w

 

ブログの前フリが全部死んだぞ(笑)

 

上映時間は2時間半。

2時間半?!殺す気か?!

 

シャイニング(超能力)を持つ人々

ドクター・スリープは、シャイニング(超能力者)を持つ者たちによる『バトル映画』です。

スリラーらしいビックリするところは少なからずあるのですが、とにかくグロい。

終盤のユアンの"痛い"シーンは私がしんどくて、やめてーーー😭😭😭って叫びたい気持ちになりました😭

 

*****

 

"シャイニング"のダニーは"ダン"と名前を変え、

酒浸りのだらしのない生活を送っていて

(ユアン映画あるあるなんだけど、始まりは大体見知らぬ女性と寝ている所から(笑))

呪われたホテルでの40年前の出来事を"悪夢"として未だに見ていた(私だったら耐えられない)

 

そんな自分から逃げたくて新しい街へ行き、

初対面なのに仕事も住む場所も紹介してくれる良い友達もできて新しい生活も順調かと思いきや、強いシャイニングを持つ少女アブラとのやりとりをきっかけに殺人事件に巻き込まれ、

あの呪われたホテルへ戻ることになる。

 

幽霊が見えたり、超能力が使えるのはどうしても子どもに多いイメージ。

その"強い生気"を糧とする集団(もはや人ではない)が、ダンそしてアブラの敵役として登場。

強い生気を吸いたいからって子どもを生かさず殺さず苦しみを与え続けた上で殺し土に埋めるなんて常人には考えられないので、絶対に許してはいけないしユアンはめちゃくちゃ子ども好きなので絶対しんどかったはず(いや、誰でもしんどい)

そういった場面での"キツイシーン"が多いので

どちらにせよ駄目な人は駄目ですが、

シャイニングを持つ者同士の闘いという設定が、ジャンルをファンタジーにしてしまったのだと思います。

 

前作である"シャイニング"がホラー映画だった分、違和感が生まれる事を懸念しましたが、むしろ悪くない。

バケモノの集団と闘うシーンは感覚で1時間半程あり、残りの1時間が呪われたホテルのシーンでした。ホテルへ戻る理由も、バケモノ集団のボスの生気を"ホテルの幽霊たちに食べさせる"というダンの計画によるもの。目には目を、バケモノにはバケモノをぶつけるというわけですね。

ダンもアブラも同じバケモノの類には入るので自分たちも危険な状況下に置かれます。

 

ダンは"シャイニング"でホテルを離れたあとも幽霊たちに生気を狙われていましたが、

封印する方法をシャイニングの持ち主であり、ホテルの元コックであるハロランに助言してもらったことで"自分の頭の中の箱に閉じこめて封印する"ことに成功し普段の生活を取り戻していました。

 

この時、ハロランは『絶対に開けてはいけない』

と忠告しています。

(ハロランは"シャイニング"でダンの父に殺されてしまっているので幽霊なのですが、度々力になってあげていました)

 

この封印を解くということがどれほど危険なことかわかった上で、ダンはアブラを付け狙うバケモノから救い、そして"トラウマ"と立ち向かう事を決めました(熱い)

 

そして、"シャイニング"でホテルに取り込まれたダンの父であるジャックがバーテンダーとして登場し、ダンにお酒を勧めて自分と同じ道を歩む事を望みますが断固拒否。

元々アル中だったダンが、きちんと断っていることも成長を表していると感じました。

 

そして、いざバケモノ女との決戦の時。

アブラに協力者(しかもシャイニングの持ち主)が居る事を知らないまま対面するので『あなた誰?』となるバケモノ女を他所にダンは早速自分の頭の中へ取り込みますが、もう少しの所で正体がバレて形勢逆転。生気を吸われ死ぬ直前で箱の封印を解き、バケモノ女はホテルの幽霊たちに殺されるのですがこれで終わりではないのがドクター・スリープ。

 

ホテルの幽霊全員の封印を一気に解いてしまったことで太刀打ちできず、ダンは幽霊たちに取り憑かれてしまいます。バケモノ女を襲う為だったはずの"あのオノ"を持って、アブラを追いかけるという40年振りの"シャイニング"が始まりました。

 

ここへ来て父親と同じ道を辿ってしまうのかと不安に駆られましたが、アブラの必死の呼びかけにより正気を一瞬取り戻し、ボイラー室へ向かい火事を起こします。最期は幼い"ダニー"として、母親に抱きしめられる形で呪われたホテルは幕を閉じました。

 

え、ユアン死んだやん。

 

とショックを受けるしおぎを他所に、

アブラが『あなたなら大丈夫だと思ってた』

とダンとお喋りを始めました。

 

あの状況で無事とか凄すぎるだろと思った矢先にアブラの母が入ってきて

『誰と喋ってたの?』と一言。

アブラは、

『ダンと話してた。

心は生き続けるから、きっとパパも

 

死んどるやないかーーー😭

 

というのが、

ドクタースリープの大まかな話です。

ここからは細かい話を少しだけ(:3[_____]

 

"続編にして完結作"

アブラを手に入れる為の障害となったアブラの父はバケモノ集団によって殺されてしまったり、ホテルが火事で無くなりダンも死んでしまったので幽霊たちはアブラを付け狙い始め、

アブラはダンと"同じやり方"で封印します。

これでアブラはダンと同じ環境(母親と二人で暮らす+幽霊に付け狙われる)に置かれました。

("奴らは飢えている"という言葉から察すると完全に終わりでもない)

『あなたなら大丈夫だと思ってた』

というアブラの言葉は、ダンが正気を取り戻した上で死んだことがわかり、そもそもこれまでダンがバケモノ集団に狙われなかったのは、

幽霊の封印後はシャイニングを使わなかったからなので、自分もハロランから学んだように、バケモノ集団に"見つからない術"をアブラに伝えることが、ダンのこれからの立ち振る舞いを表していると感じました。

 

綺麗に『終わったな』と思ったので、

これの続編はないですね。

 

自分で想像していた以上に【ドクター・スリープ】は面白いと思いましたし、主演がユアンでなければ間違いなく観に行ってない類の映画なので、劇場で観れたことが本当に良かった。

 

もう一度観たい気持ちに駆られましたが、

全国的にもうやっていないのでBlu-rayの発売とiTunesの配信を待ちます( ˙꒳​˙ )

 

 

面白さが少しでも伝われば幸いです。

おしまい。